【N◎VA】もう歌しか聞こえない
■アクトトレーラー
もうどこにも行けない物語。
最悪の選択(バッドチョイス)ばかりが重なって、
当たり前みたいな最悪の結末(バッドエンド)。
もう誰にも救えない。
もう誰にも戻せない。
だから、どうか。
どうか子供たちを責めないで。
あの子たちはただ、幸せになりたかっただけなのだから。
あの子たちはただ、笑っていたかっただけなのだから。
だから、どうか。
どうかあなたが、あの子たちを終わらせてあげて欲しい。
トーキョーN◎VA the Detonation
「もう歌しか聞こえない」
運命の扉は、あの虹の向こう。
■ハンドアウト
『カブト』
シナリオコネ:ヴィルヴェリア・マーティン 推奨スート:クラブ(感情)
ドジを踏んだ。
君はカーライルに拘束されていた。奴らの目的は取り逃がした――君がなんとか逃がした――依頼人の行方。うんざりするような拷問にそろそろ嫌気が差してきた頃、君を逃がしてくれたのは奴らの仲間のはずの少女だった。
理由は分からない。だが、それからしばらくの時間が経った今、彼女が組織を抜け出して逃亡中だという話を聞いた。あの時の恩を返すのも悪くないだろう。君は愛用の得物を手に、立ち上がった。
『カゼ』
シナリオコネ:ジュディ 推奨スート:スペード(理性)
思えば、奇妙な依頼人ではあった。
年端もいかぬ少女ひとり。栗色の長い髪に、どこか小悪魔じみた笑顔。運ぶ荷物は小さなトランクひとつ。そして明らかに相場を無視した高額の報酬。怪しいと思ってしかるべきだった。
案の定、君は“仕事”の最中殺し屋どもの襲撃を受けて死にそうな目にあった。トランクの中にはみっしりと詰め込まれたガラクタ。囮に使われたのだ――落とし前はつけてやらなくちゃならない。たとえ相手が子供でも、だ。
『レッガー』
シナリオコネ:“ワイズマン”ヴィクター・マーチ 推奨スート:スペード(理性)
彼は殺し屋集団マーダーインクの一員であり、河渡連合に属する君にとっては宿敵に当たる人物だ。奴と奴の鍛え上げた兵隊たちは一個の生物のように動き回り、敵対するもの全てをうち倒す。蛇のように狡猾で、騎士のように誇り高い、まさに君のライバルに相応しい存在だ。
そのヴィクターたちが、巷を騒がせる連続殺人に呼応するかのように動き出したという。放っておいてはいられないだろう。君と彼らは“宿敵”なのだから。
『カタナ』
シナリオコネ:音羽南海子 推奨スート:ダイヤ(外界)
ストリートを騒がせている連続殺人犯がいる。目的も思想も何も感じさせず、当たるを幸いと言わんばかりに殺していく天災のような連中だ。
この街でもっとも幅を利かせるヤクザ、河渡連合の構成員だって知ったこっちゃないとばかりになぎ倒されていく。君のもとに南海子から依頼が舞い込むまで、それほど時間はかからなかった。
『トーキー』
シナリオコネ:九条政次 推奨スート:ダイヤ(外界)
ニュースこそが君の最良の友人にして最愛の伴侶、そして大事な大事な飯の種だ。最近ストリートを騒がせている連続殺人犯も気になるが、それと同時に君は九条から耳よりな情報を手に入れた。
なんでも、殺人事件の頻発に呼応するかのように、カーライルの兵隊もまた動き出したというのだ。これは調査に値する事実だろう。君は早速、事態の解明に向かうことにした。
■注意点
このシナリオでは、キャストに以下の設定が付属する。
カブト:ボディーガード、護り屋などの仕事を持っている。
カゼ:運び屋である。
レッガー:ヴィクターとその部下達のライバルである。
カタナ:特になし
トーキー:特になし
年齢・性別などは原則として自由に決めてもらって構いませんが、カブト枠は拷問に耐えられる(簡単に吐いてしまわない)キャストを強く推奨します。
最大達成値は25とします。しかし、他者の達成値を上げる特技などではこの上限を突破できるものとします。
ゲストの即死系神業のみでキャストが死亡するのを防ぐために、4個の防御系神業が必要です。ただし敵でないゲストを救うためにはさらに1個必要となります。
またカブト枠とレッガー枠には、シナリオ中で神業の増える可能性があります。
また必須ではありませんが、GF10-4収録の「Neuro Beat!! 第三回」の追加ゲスト、映画『オズの魔法使い』劇中で使用された楽曲“Over the Rainbow”に事前に触れていると、よりイメージの共有がスムーズにいくかと思われます。